石井

ガンの治療費はどれ位かかると思われますか？

ゲスト

想像もつきませんね。でも様々なガン保険が世にでていることを思えば、きっと、健康保険だけでは済まないのでしょうね。

石井

早期発見で手術（治癒切除）のみで済めば、健康保険内で治療が可能だと思いますが、そうでない場合は費用がかさんできます。ではまず健康保険のしくみについて説明しましょう。
健康保険を建物に例えると・・・この図のようになります。

ＴＯＰ＞ガンの治療費

ゲスト

なるほど、全て健康保険内で治療ということは、場合によってはできないということですね。

石井

ガンの病期が重くなればなるほど、治療費がかかります。

ゲスト

これ以外にも費用はかかりますね？

石井

交通費や通院費もばかになりません。また、自営業の人は仕事をしていないときに収入がないのでその分も考慮に入れないといけませんね。

ゲスト

すごい、費用になりますね。

石井

場合によってはそうなります。ですから、日ごろの「備え」がどうしても必要となります。

１階は

一般治療の3割は自己負担です。１ヶ月の支払額の上限が定められています。
｛70才未満の方　80,100円＋（医療費−267,000円）×1％｝

２階は

健康保険の適用外自費です。
最近は、病院経営の効率化で個室化が進んでいます。少人数病室にも差額ベット代が必要となってきています。
（参考）
東京大学医学部付属病院　個室
2,700円〜189,000円
国立ガンセンター　個室
31,500円〜105,000円

３階は

健康保険に適用されていない治療や先進治療の技術費などで自費です。
先進医療：治療例

交通費

ガン専門病院が少ない為、専門治療やセカンドオピニオンを求め居住地より遠方で治療をうけることがあり、宿泊、交通費など高額になる可能性がある。

通院費

化学療法（抗ガン剤）を選択した場合、病状が安定している場合、通院治療となる。薬剤の種類にもよるが、１回の自己負担分は
10,000〜35,000円/１回/１週
未承認抗ガン剤を使用すると、（輸入）20〜30万/１ヶ月の覚悟は必要です。

諸雑費

病院の駐車場代、診断書作成費など。
ビタミン・健康食品などの購入費
ガン患者　57,000円/１ヶ月　　厚生労働省調べ

自営業

就業不能中の所得減少。

基本的な医療費（公的医療保険） 差額ベッドなど入院雑費（健康保険適用外） 健康保険外治療 交通費 通院費 諸雑費 就業所得（自営業のみ）