ゲスト |
免疫療法は、治療するガンの種類を問わないし、自分自身の細胞を使うので副作用もなく、仕事を続けながら治療を受けることも可能だというのは魅力的ですね。
もし自分が乳がんあるいは子宮がんとかになっても、QOLを保ちながらガン治療ができる可能性があるということを知って、少しは明るい光が見えてきました。
免疫療法はいろいろなところで行っているようですが、どこで受けても同じでしょうか?
これだけ情報が溢れていると、どんなところに注目して情報を見ていけばよいのかわかりません。 |
石井 |
免疫療法は保険外治療でもあり、どこででも受けられるわけではありません。インターネットで検索すると乱立の様相を呈している免疫療法ですが、その療法の根幹を成すロジックをしっかり見据えることが大事だと思います。
例えば免疫療法の説明で「培養して10倍のNK細胞を点滴します」と書かれています。でもこの数字のマジックにだまされないこと。いくら増やしても培養したNK細胞がどれだけ殺傷力をもっているかの実験データが示されていなければ治療効果は疑問です。免疫療法の肝はNK細胞が殺傷力を失わずに数をどれだけ増やせるかなのです。 |
ゲスト |
素人には難しそうですね。でも、自分の命がかかっているわけですから、納得いくまで調べたり、質問しなければなりませんね。
ところで、石井さんであればどの免疫療法を選ばれますか? |
石井 |
自分が選ぶなら、NK細胞の培養に特化しているところ、実験データ、ホームページの内容を見て、信頼が持てそうなのは例えば「ANK免疫療法」という療法ですね。 |
ゲスト |
ホームページを見るとここは免疫療法を1990年代から研究していたようですね。そういう意味でも免疫療法の老舗的な存在ですね。 |
石井 |
そうですね。但し、問題は費用です。保険がきかないのでどうしても、費用が高くついてしまう。 |
ゲスト |
そうするとやはり、先端の治療を受けるには、金銭面での備えも必要ですね。
それと、ガンにかからないようにすること! |
石井 |
そうそう、ガンにかからないように予防することが一番重要です。そしていざというときの準備もおこたりなくね。 |