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「自治医大研究チームが肺がん新遺伝子発見」 喫煙男性患者の肺ガン細胞から遺伝子の断片を二百万種類以上抽出し異常増殖が起きるか調べたところ、ALKとEML4という二つの遺伝子が半分ずつ融合してできた遺伝子を組み込むと、細胞ががん化することをつきとめた。肺がん患者の7%程度にこの遺伝子の異常がみられ、肺ガン遺伝子としては二番目に割合が高いという。 遺伝子異常を調べることで、従来は難しかった早期診断やこの遺伝子の働きを抑制する新たな抗がん剤の開発が期待される。
「乳がんを化学的に予防できるか」 名古屋大学大幸医療センターで閉経後で身内が乳がんになった発症リスクの高い人を対象に、米国で予防効果が示されている『塩酸ラロキシフェン』を処方する自由診療を22日より開始。 4割を占めるエストロゲンに関係なく増殖するタイプには 効果はないが、その他の家系的にハイリスクな人達には今後の効果が期待される。 ※国内では骨粗しょう症の治療薬として承認されている。女性ホルモンのエストロ ゲンが乳房組織に働くのを阻害する作用があるとされている。